テンプレ

高校の軽音楽部に入ってギターを始めた唯と、バンドを組んだ同級生3人の部活動マンガ。
とは言っても、描かれるのは、部室で行われるお茶会でのケーキ品評や、試験勉強にあたふたする姿など、
フツウの女子高生のゆるーい日常。
ライブの熱気や高揚感を伝える「BECK」のような「音楽マンガ」とは違う。
四コマの基本である起承転結や「オチ」は重視されていない。
作品の魅力はかわいらしい「萌えキャラ」そのものだ。
近年、萌えキャラマンガに親しむオタク文化が醸成したものに、自分なりの物語を想像する能力が挙げられる。
そうした読者には、与えられるストーリーより、キャラの立ったエピソードの断片こそが重要なのだろう。
ストーリーがないことは登場人物が成長しないことでもある。
男性キャラは登場せず、恋愛のように変化を起こすイベントもほとんどない。
演奏の上達どころか、唯が覚えたコードをすぐ忘れることがギャグになっている。
先ごろ高校卒業という形で最終回を迎えたが、4人は同じ女子大への進学が決まっていて、
ゆるゆるとした日常が続くことを予感させる。
オチも成長もない日常をユートピア的に描いた本作は、ブログやツイッターといったメディアを介し、
他人の何でもない日々とゆるやかにつながりたい、と願う現代人の志向にぴったりなのかもしれない。

これ4コマ漫画批評なら何でも使えそう。

(主人公)と、(仲間)(ジャンル)マンガ。
とは言っても、描かれるのは、(目立つエピソード)など、フツウの(属性)のゆるーい日常。
(同ジャンルの作風の違う作品)とは違う。
四コマの基本である起承転結や「オチ」は重視されていない。
作品の魅力はかわいらしい「(キャラ属性)」そのものだ。
近年、(その作品の属性)に親しむオタク文化が醸成したものに、自分なりの物語を想像する能力が挙げられる。
そうした読者には、与えられるストーリーより、キャラの立ったエピソードの断片こそが重要なのだろう。
ストーリーがないことは登場人物が成長しないことでもある。
(登場するキャラの偏り)(人生での重要なイベント)もほとんどない。
(成長)どころか、(失敗)がギャグになっている。
先ごろ(最終回のエピソード)という形で最終回を迎えたが、(最終回の内容)、ゆるゆるとした日常が続くことを予感させる。
オチも成長もない日常をユートピア的に描いた本作は、ブログやツイッターといったメディアを介し、
他人の何でもない日々とゆるやかにつながりたい、と願う現代人の志向にぴったりなのかもしれない。

これで。
試しにかりあげクンでやってみよう。

ほんにゃら産業に入社したかりあげ正太と、上司や同僚たちの社会人マンガ。
とは言っても、描かれるのは、仕事上の失敗や、課長や社長に対するいたずらなど、フツウのサラリーマンのゆるーい日常。
サラリーマンとしての活躍と成長を描いた「サラリーマン金太郎」のような「ビジネスマンガ」とは違う。
四コマの基本である起承転結や「オチ」は重視されていない。
作品の魅力はかわいらしい「おとぼけキャラ」そのものだ。
近年、おとぼけキャラマンガに親しむオタク文化が醸成したものに、自分なりの物語を想像する能力が挙げられる。
そうした読者には、与えられるストーリーより、キャラの立ったエピソードの断片こそが重要なのだろう。
ストーリーがないことは登場人物が成長しないことでもある。
同僚以外の女性キャラは登場せず、昇進や転勤もほとんどない。
出世どころか、上司を怒らせることがギャグになっている。
先ごろ商談の成功という形で最終回を迎えたが、*1うっかりミスを隠した形で終わっていて、ゆるゆるとした日常が続くことを予感させる。
オチも成長もない日常をユートピア的に描いた本作は、ブログやツイッターといったメディアを介し、
他人の何でもない日々とゆるやかにつながりたい、と願う現代人の志向にぴったりなのかもしれない。

いけるいける。
みんなも好きな4コマ漫画でやってみよう!

*1:実際は迎えてない