戦後まもなく、アメリカのメディアゴリ押し戦略があったというのを知った。
それが「パネルDジャパン」という戦略。
パネルDジャパン|歴史エッセイ集「今昔玉手箱」
さらに1951(昭和26)年11月から、トルーマン大統領指令による「パネルDジャパン」という対日心理戦が実施された。
日本のあらゆるメディアを使って、反米感情を抑える事を目的にした、洗脳的情報操作である。
ジョンMアリソン駐日大使を委員長に、映画・テレビ・ラジオ・出版等メディア制作の補助金の名目で約180億円の予算が投入され、PSB(心理戦略評議委員会)がその任務を担当した。
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日本で制作されるテレビ番組がまだまだ少なかったこの時期、アメリカのドラマやコメディーは「ごく自然に」日本に輸出され、ゴールデンタイムに放送されるようになった。誰もが楽しめるエンターテイメントを通して、アメリカの自由な文化や風習、民主主義、正義感の強い人々、豊かな消費社会などを日本人に見せつけ、「アメリカは凄い」「かなわない」「アメリカ人のようになりたい」と洗脳させることを目指したのである。
戦争ものやスパイもの、SFやメロドラマ、西部劇など、さまざまなカテゴリーのテレビドラマが日本に輸出/放送されたが、その中で最も効果的だったのは、ファミリー・シットコムだとされている。幅広い年齢層が楽しめる「笑いあり、涙あり」の単純明快なストーリーが魅力のファミリー・シットコムには、広い庭つきの一軒家、かっこいいアメ車、便利な電化製品、豊富な食料、対等な家族関係など、日本人が憧れ、目標にしやすい要素が散りばめられていたからである。
昔のほうがエグイな。
今の韓流なんてイメージ的に「同じ顔の女がケツ振ってる」くらいしか植えつけられないし。
- 作者: 苫米地英人
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