「雪国では融雪剤=塩化カルシウムだとみんな知っている」というのは本当か

試験研究は今680

●融雪剤の種類:資料によると,後志管内で散布されている粒状の融雪剤の大半は「岩塩」,つまり塩(塩化ナトリウム)であることが判明しました。塩化カルシウム(“塩カリ・塩カル”)は,液体散布する際に用いられているが,割合は小さいとのことでした。また,国土技術政策総合研究所資料によると,札幌市や高速道路では塩化カルシウムが主体であるようですが,後志管内の一般道路では塩化ナトリウム(岩塩)が散布の9割以上を占めることが判りました。

ど〜なの?DJ

さっそく融雪剤を見せて頂くべく、除雪車の基地である泉区松森の防災ステーションを訪ねました。
国交省・仙台河川国道事務所の田口和弘さんにお願いすると「コレが融雪剤です」と見せて下さったのは何と「塩」!

ええ〜っ!?正直言うと、塩化カルシウムだとかって話は聞いてたんですけど、まさか塩=塩化ナトリウムだとは思いもしませんでした。
舐めてみるとたしかにしょっぱい。
塩化カルシウム塩化マグネシウムを使う所もあるそうですが、大量に使うとなるとコストの問題で塩化ナトリウムが最も効率が良いのだそうです。

ということで別に雪国だろうが何だろうが塩化ナトリウムは使われているらしい。
まあ確かに路肩とかにおいてあるのは塩化カルシウムが多い気がするのでそれで刷り込まれてるのかもしれない*1が、塩化ナトリウムも立派に使われてますよということで。
もちろん塩化カルシウムも使われてます。
近年では塩害を防ぐために酢酸系の……ってあとは自分で調べてください。


つか塩化ナトリウムを馬鹿にしてる奴は何を根拠に騒いでるんだろう。


塩化ナトリウムを雪にばら撒くと熱を奪うので余計凍ります。雪を溶かす薬剤は塩化カルシウムです。勉強しましょうウジテレビさん。

だよね…塩カルだよね?塩化ナトリウムちゃうし。放射能に便乗したデマとしか思えん。


twitterはこわいなぁ。

*1:あと「塩カル」っていう言葉