朝日の複数記者、外務省が退避要請のシリア入国 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
読売新聞による朝日記者のシリア取材批判はメディアの自殺ー新聞が「報道の自由」を自ら捨てる愚行(志葉玲) - 個人 - Yahoo!ニュース
危険地域に取材に行かないこと、取材に行くのを止めることは本当に愚行なのかしらね。
例えば、雲仙岳の火砕流ではマスコミが過剰な取材合戦を繰り広げた結果、避難勧告対象地域で取材していたマスコミ関係者だけでなく退避を呼びかけに来た警察官やマスコミが手配していたタクシー運転手などが犠牲になるという惨事が起きている。
雲仙岳 - Wikipedia
メディアはこの火砕流の様子を捉えるため、避難勧告地域内ではあるが、溶岩ドームから4.0km離れており、さらに土石流が頻発していた水無川から200m離れた丘陵地となっていた北上木場町の県道を撮影ポイントとするようになった。この場所は普賢岳を真正面に捉えることが出来たこともあって、いつしか「正面」という呼び名が定着した。こうして最初の火砕流が発生した24日以降、「正面」には10数台もの報道関係者の車両が並ぶ状況となった。1991年当時、報道各社は紙面にカラー写真を多用し始めており、普賢岳災害においても各社はカラー写真で競い合っていた。
報道関係者は不測の事態に備えて即座に逃げられるよう、チャーターしたタクシーや社用車を南に向けてエンジンをかけたまま道路右側に止めていたものの、視界が悪かったこともありほとんど退避できなかった。一方、農業研修所の消防団員は火砕流の轟音を土石流が発生したものと判断し、水無川を確認するため研修所から出たところを火災サージに襲われた。
結果、報道関係者16名(アルバイト学生含む)、火山学者ら4名(クラフト夫妻と案内役、アメリカ地質調査所のハリー・グリッケン(英語版))、警戒に当たっていた消防団員12名、報道関係者に傭車され独断で避難できなかったタクシー運転手4名、退避を呼び掛けに来た警察官2名、選挙ポスター掲示板撤去作業中の職員2名、農作業中の住民4名の合わせて43名の死者・行方不明者と9名の負傷者を出す惨事となったが、被害は避難勧告地域に収まっていた。さらに消防団員のほとんどが地元農家の跡取り息子だったことは、その後の農業復興に甚大な被害をもたらした。
消防防災博物館:調べる-まさかの噴火−「雲仙・普賢岳 噴火災害を体験して」より−-
マスコミは、当時、火砕流がもっともよく見える北上木場地区の「定点」といわれた場所で、火砕流の迫真の映像を撮影しようと毎日のように取材を行っていました。この「定点」を含む地域一帯はすでに避難勧告地域に指定され、住民は全員避難していて、住宅には誰もいませんでした。報道関係者は、この無人となった家に上がり込み、テレビカメラのためにコンセントから無断で電源を盗用しました。このため消防団は、土石流の警戒に加え事件の再発を防ぐ目的もあって翌2日には再びこの「定点」の近くの北上木場農業研修所に警戒本部を設けることにしました。そして6月3日の夕方4時8分、それまでにない大規模な火砕流が発生し、この「定点」付近にいた人たちを一瞬のうちに飲み込みました。
亡くなった12人の消防団員のほとんどは、農家の大切な跡取り息子たちでした。彼らを失ってしまったために、遺族の生活再建や地域の復興は困難を極めました。
報道の自由の影で巻き添えとも言える形で命を落とした人が多数いるわけですよ。
それでも危険地域での取材をやめさせるのは報道の自由に反する行為ですか?
火山といえば御嶽山は今も入山規制が行われてるわけですが、報道の自由を振りかざして入山するマスコミがいたらどう思いますかね。
「報道の自由だから許可しろ!」なんて言う人はいるんですかね。
それで遭難して救助隊が出動する事態になったらどうですか?
一般の登山客が規制されてない地域で遭難した時でさえ「かかった費用は自分で払え!」と言われるのが常の国ですよ。
つか、今回の件は単なる紛争地域の取材とは訳が違うと思うんだよね。
紛争地域の取材なら、銃撃されて死んでも「その人が死んだだけ」で済むわけですよ、言い方悪いけど。
でも今回みたいにテロ組織の駒にされる可能性がある場合は「その人が捕まっただけ」では済まないんだよ。
そのせいで日本だけでも数千とか数万単位の人が動くわけですよ。
記者が1人死んで終わりなわけじゃないんですよ。
それをリアルタイムで見てたでしょう、あなた達は。
そのタイミングで国、いや世界を動かしてまで取材して伝える必要があるものってなんですか?
つかダーイシュ*1の報道多すぎだろ。
ちったあほっとけよ。洗脳される馬鹿が出てきても知らんぞ。
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*1:今日からこう呼ぶことにした