働きアリ

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“「働きアリというのは実は1日の1/3の時間は働いていて、あとの2/3は遊んで暮らしているそうです。そこらへんを散歩にいったり、女王アリのひげをさわって遊んだりとか特に目的のないことをしているようです。」だって。かわいい。”

というのが流れてきた。かわいい。


のはいいんだが、ちょっと調べると全然違った話になる。
同じ話が糸川英夫の「逆転の発想」に出てくるんだけど
【書評】 逆転の発想 | IDEA*IDEA

働きアリというのは実は1日の1/3の時間は働いていて、あとの2/3は遊んで暮らしているそうです。そこらへんを散歩にいったり、女王アリのひげをさわって遊んだりとか特に目的のないことをしているようです。


しかしこの働きアリを2つのグループに分け、1つのグループからは遊びの時間を奪ってみます(遊ぶ時間になったら狭い箱に閉じ込めてしまう)。そしてこの2つのグループのアリをある日、巣から遠く離れた場所に運んでしまいます。すると遊びの時間を奪ったグループは巣に帰ることができずに右往左往してしまったそうです。


この実験から先生は「無目的な遊びがないと環境適応能力が育たないかもしれない」と主張します。そして人間にとっての「無目的な遊び」とはなんだろうか、と考えます。ボーリングやスキーは目的をもった遊びです。そこで先生がたどり着いたのが「人にとっての無目的な遊びとは『愛』ではないか」という結論でした。

と、小難しい話の枕でしかないんだよね。


更に派生すると
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子供もおなじである。
子供というのは、学校から帰ったら、仲間と連れだって、外で遊ぶことが重要なのである。「野球」とか「サッカー」とか、目的のあるものではいけない。野や山を駆け回り、すべったり、ころんだり、川に落ちたり、木の上から落ちたりして、無目的に遊ぶのが大切なのである。ちょうど、アリが巣の周りをぶらぶらしたり、女王アリのひげをさわったり、ほかのアリの部屋をのぞいたりするのと同じように。


それなのに、今の子供は塾に通い、勉強をし、テレビゲームで遊ぶ。知識や情報は増えるが、環境への適応力は育たない。だから、転んだときなどに、腕の骨を折ったり、歯を折ったりするのである。
子供たちよ!もっと遊べ!

みたいな現代社会への提言なども出てくる。


元がtwitterなので短くまとめられるのはしょうがないんだけど、そこからちょっと調べてみると同じ話でも見方が変わってくる。
どれが正しいとか間違ってるとかじゃなくて、自分で調べるとさらに面白いよ、という話でした。
オチはありません。かわいい。


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