だって実際はもっとひどいんだもの。
和歌山少年暴行事件 - Wikipedia
被害少年はある刑事事件の被告人の息子であり、この児童養護施設に連れてこられたのは事件で両親が逮捕された時の事であった。問題の女性非常勤職員は2002年1月に同施設に採用された。性的関係の強要は、少年が中学3年生になった2003年2月、子供8人が就寝していた施設内の部屋で始まった。キス、フェラチオ、セックスという一連の性行為を続けて行っている。行為の後女は少年に対しこの行為について口止めした。
やがて、少年の通う高校と児童養護施設の中間にマンションを借り少年の下校を待って、車でラブホテルに連れて行ったり、自宅マンションに連れ込みアダルトビデオを見せたりもした。
埼玉県の「県こども安全課」によれば、女性保育士は2004年から2005年にかけ、少年を自宅に呼び出すなどの行為を行い性的関係を持った。別の男女職員2人も女性職員が少年と会う手助けをした。
2006年6月25日、少年が別の女性職員に女性保育士との関係を拒むと彼女に「施設内などでけられたり、体をかみつかれた」という事を相談しこの事件は発覚した。
7月27日付の改善勧告では、少年と性的関係を持った女性保育士のほか、過去十数年間で男児6人、女児2人に対して暴力を振るった男性1人、女性7人の職員の行為を正式に「虐待」と認定した。少年は女性保育士のことを「思い出すのも嫌」と話し刑事告発は見送られたが、これは男性加害者に比べ、女性加害者への立件が甘すぎるとして批判があったが、同性である世間の女性からは立件が厳しすぎるという指摘もあった。
この加害者となった男性指導員は2004年3月に自宅で少女に性的関係を強要した。2005年3月には、男性指導員に手錠や玩具などを使う事を要求され少女は逃げ出した。この事件は2005年4月29日に、少女が宿直補助の女性職員に相談したことで発覚した。
男性指導員は2005年4月29日に、経過報告と反省文を法人理事長に提出し、依願退職で処理する方向が決定した。施設長と男性指導員は翌日、少女の自宅を訪れ謝罪したが父親に殴られた。2005年5月26日には、内部告発情報が児童相談所に寄せられ、県は事態を把握する。県は男性指導員を懲戒解雇とした。
虐待は金属バットや木刀で殴る、乾燥機に入れる、足を包丁で切る、男児の性器を切りつける、強姦など非道の限りを尽くしたものであった。
児童養護施設で高校生25%暴力受ける 「負の連鎖」深刻化 - 47NEWS(よんななニュース)
中日新聞:児童養護施設 高校生25%暴力受ける:社会(CHUNICHI Web) (アーカイブ)
全国の児童養護施設内で、高校生の入所者の4人に1人が職員や他の入所者から暴力やいじめを受けていることが、児童養護問題に取り組むNPO法人「こどもサポートネットあいち」(名古屋市)の調査で分かった。職員も約6割が子どもからの暴力被害に遭っていた。
高校生の回答では、111人(25%)が「職員からとても嫌な思いをさせられたことがある」と答えた。うち104人は「ひどいことを言われた」「たたかれた」「ひどく殴られた」などの被害を受けていた。
職員が3児童に暴力 津の養護施設へ改善指導 ― スポニチ Sponichi Annex 社会
県や施設によると、昨年12月、ほかの児童をトイレに閉じ込めた小学5年の女子児童に対し職員が平手で頬を叩いたほか、今年1月には、就寝妨害をした小学6年の男子児童を指導する際、逃げ出さないよう椅子にひもで拘束した。
児童養護施設での虐待についてのサイトもある。
STOP!児童養護施設内虐待
ここには様々な虐待のニュースが保存されている。
今井城学園
都によると同園は、けがのためにアルバイトを辞めた入所者の少年(一九)に対し、「アルバイト先が決まるまで食事を与えない」という趣旨の張り紙を食堂に掲示。少年は昨年一二月十日から約一週間、園で調理する食事をとらなかったという。この間、心配した職員が数回、食べ物を差し入れていた。
市によると、市児童相談所長と児童家庭課長の二人が約一カ月にわたり、同ホームの関係者三十一人から、匿名で市に寄せられた虐待事例の事実関係について聞き取り調査した。調査対象になった事例は「職員が幼児を壁に投げつけた」「児童を竹刀や布団たたきで何度もたたいた」など約五十項目にのぼったが、市は「布団たたきや竹刀でたたく行為はあったが、いずれも軽く、『しつけ』の範囲を超えるものはなかった」とした。
その上で、同ホームに「しつけ」が「虐待」と受け止められないよう、職員の配慮を徹底させるという内容の行政指導を行った。
行政が「児童を竹刀や布団たたきで何度もたたいた」をしつけ扱い。
児童養護施設 「積慶園」
京都市内の児童養護施設で六年前、主任指導員だった当時三十歳代の男性が、小学生の入所女児が寝ている部屋に宿直の夜間巡回の名目で入り込み、体を触るなどのわいせつ行為を約十カ月にわたって繰り返していたことが十八日、わかった。この施設は、事実が発覚してから約一年間、市に報告せず、市は「強制わいせつに該当する犯罪行為」との報告書をまとめたが、警察には通報しなかった。指導員は事実を認めて退職し、その後、指導員と女児の親権者との間で民事和解が成立した、という。
報告書によると、副園長は一九九三年一月十一日、無断外泊などをした高校生を注意した。高校生の態度が反抗的で、こぶしにはめる武器を持っていたとして、金づちで体や頭を数発殴ったという。高校生は頭に三針縫うけがをした。
同園の話では、この園長は県警を退職して、今年四月、園長に就任。その直後から職員に「何度言っても聞かない子どもは殴っていい」などと暴言を繰り返し、園生を「みなし子」と表現して「ろくなしつけを受けていない」などと差別的発言をしたという。
古めの話が多いので現状に即すかどうかは微妙だけど。
最近だとこんなのが。
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/south/nogi/news/20130517/1046088
県警などによると、元職員は12年10月17日、勤務中に自宅で少女にみだらな行為をしたとされる。小山署が13年1月24日に元職員を児童福祉法違反容疑で逮捕、同罪で公判中。
http://www.asahi.com/national/update/0803/SEB201308020087.html
報告書によると、深さ2メートル以上の穴を掘らせたケースは7件。ほかに、1カ月以上隔離した部屋で過ごさせた(5件)▽1時間を超えるランニングをさせた(10件)▽殴るなどの体罰(少なくとも7件)▽特別指導を受けさせる際に頭髪を丸刈りにした(4件)などが判明し、報告書は早急な改善を求めた。
ヘッドライン | 社会 | 強制わいせつ容疑で元児童指導員再逮捕 施設で男子中学生に - 47NEWS(よんななニュース)
再逮捕の容疑は昨年9月上旬、同市内の児童養護施設で、自室で寝ていた男子中学生の布団に入り、下着を脱がして下半身を触るなどした疑い。
こういう事件はもちろん児童養護施設のごくごく一部で起きた話ではあるけども、それでも実際に起きていることは紛れもない事実なんだよね。
ドラマによってつらい気持ちになる児童がいるという主張もわかるんだけど、じゃあ実際はどうなの、あなたたちは胸を張って子どもたちを守っていると言えるの、といった事も思ってしまうんだよね。
まあ本来は並列で語ることじゃないんだろうけど、「ドラマは全て嘘だ!」ってなってしまったらそれはそれで新たな問題を生み出すような気がしないでもない。
「私、施設で虐待されました!」「ドラマじゃあるまいし」